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”気泡”解除できず

以前、TOP-2300使用中、気泡アラームが解除できず使用できないという不具合がありました。特定の1台だけでした。
ME室で点検するも再現できず。一応、メーカーへ点検に出しました。結果は、”異常なし”で、バッテリーを交換して終わりでした。それからしばらくして最近、また、「気泡アラームで使用できない。」という不具合が出ました。今度は特定の1台ではなく、複数台ありました。そこで、現場(今頃)を見に行ってみたら、
輸P気泡アラーム20150529 (8)
なるほど、気泡ランプがついている。解除ボタン押してもなおらない。ポンプに通したラインはテルモのTI-U750Pというもの。別のラインはシュアプラグ。そのシュアプラグを通して見ると、気泡ランプは消えました。750Pラインがダメそうです。なんでだろう?ME室にてとっかえひっかえやってみると、テルモのポンプはOKで、トップのポンプと、テルモの750Pの組み合わせで起こってしまう現象でした。それも全てではなく、一部のポンプです。ポンプ購入当時はでなかったので、経年劣化によるものでしょうか?トップにポンプとセットを渡して検証をお願いしました。今は結果待ちです。

自分なりに考えてみました。
①まず輸液セット
輸P気泡アラーム20150529
このTI-U750P、ロットによって表面のキメが違う。
検証するのに、ME室にあったセットを開けて試してみたら、気泡ランプは付かなかったのです。え?
ロットが少し古いが、関係あるのかな?
古いロットは多少色が濃くなっている。他には、新しい者よりわずかだが表面が滑らか。
でこぼこしていれば隙間ができるから、反応するかもね。
早速テルモお客様コールセンターへ連絡(こんな名称だったっけ?)
テルモ:変更はありません。昔からザラザラしてました。
きっと、このザラザラ感の違いなんて知らないだろうな。
輸P気泡アラーム20150529 (6)輸P気泡アラーム20150529 (7)輸P気泡アラーム20150529 (10)
このザラザラを、爪磨きのやすり面で研磨して、ツルツルにしてからポンプに通したら、OKでした。
逆に、ツルツルのシュアプラグをやすりで削ってザラザラにしたら、アウトでした。テルモのポンプもアウト。
トップポンプのテストモードでは、ドアを閉めた時の値で、およそ
新ロット:400
旧ロット:520
位でした。
480以上が正常です。(TOP-HIセット使用時ですけどね)

②ポンプの劣化
②-1:気泡センサー送信部バネの劣化
輸P気泡アラーム20150529 (3)輸P気泡アラーム20150529 (4)
これが弱くなり抑えが利かなくなった。
このバネ結構強いから、それはないかも。

②-2:扉レバーの劣化
輸P気泡アラーム20150529 (12)
これが削れて、抑えが利かなくなった。

自分が考えているのは、ドアレバーの劣化に、チューブのザラザラが重なり、偶然起こった現象ではないかと思います。

トップのドアレバーは、取り説上、定期交換部品に入っていない。
輸P気泡アラーム20150529 (5)
メンテナンスマニュアルには交換の仕方は載っているが・・・

来週メーカーのサービスマンが来るので結果が待ち遠しい。
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プロフィール

すわるかも

Author:すわるかも
田舎の中規模病院でCEやっています。
病棟機器の保守管理
OP室の始業点検
職業:臨床工学技士
他資格:准看護師

※※メールアドレス※※
suwarukamo㊥yahoo.co.jp
㊥を@に換えてください。

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